スウェーデン式サウンディング試験
日曜大工などで木材に孔を開ける際、キリで簡単に孔が開けられるような柔らかい木材があったり、キリを使うと孔を開けるのが大変でドリルを使わなければならないような硬い木材があったりします。
スウェーデン式サウンディングはこれと同じような試験手法で、先端にスクリュードリルを取り付けた細いステンレス棒を地面に突き刺し、ゆっくりと静かに力をかけずに回転させることで地盤の硬さを調べる試験方法です。
硬い地盤であればスクリュードリルをたくさん回転させなければならず、反対に柔らかい地盤であればスクリュードリルをほとんど回転させなくとも、簡単に地面の中に入っていきます。こうして回転数の違いから地盤の硬軟が判別できます。
スウェーデン式サウンディング試験では、スクリュードリルで孔を開けた地盤がどのようなものなのか、目視で確認することはできません。
木造戸建て住宅の工事では、建築基準法に関連する国土交通省の告示によって、スウェーデン式サウンディング試験にて工事箇所の地盤の硬さをあらかじめ調べておくように定められています。
試験機械を車から積み下ろし、人力で試験地点まで運搬します。車両はバンや軽自動車などの一般車です。
試験機械をセットします。機械は水平にします。
試験機械を車から積み下ろして人力で試験地点まで運搬します。車両はバンや軽自動車などの一般車です。
スクリュードリルを回転貫入させていきます。深くなるたびにステンレス棒のロッドを継ぎ足していきます。
試験データや試験状況の写真は試験機とスマートフォンを無線接続し、電話回線で事務所サーバーに保管します。
IS規格で決められている最大回転数を超えたところで試験終了です。
貫入させたスクリュードリルをジャッキで引き抜きます。
ドリル先端やロッドに付着した土質を確認します。
簡易サンプラーを試験孔に挿入し、孔壁の土を採取して土質を確認します。
試験地点の標高を自動レベル測量機で測ります。
次の試験地点に移動します。
